僕たちはまだメイドカフェを知らない

#12 | メイドカフェは「外食の未来の姿」だと信じている

僕はメイドカフェが好きだ。

好き過ぎるあまり、聖地である秋葉原から徒歩10分圏内に引っ越し、今年からメイドカフェを運営する会社で働きはじめた程です。

メイドカフェが好きな理由はいたって単純で、誘った相手が喜んでくれるから

お店には可愛い女の子がいて、料理に魔法をかけてくれて、思い出にチェキを残す。

そのバカバカしくもキュートな空間で、ニヤニヤしながら楽しんでいる友達を見て、嬉しさだけでなくやりがいさえ感じます。

ただ、それだけの理由では、「毎日の仕事にしたい」「消費者ではいてられない」という思いにまで至る説明が自分でもできませんでした。

誘った相手が喜んでくれること以上の何かがあるに違いないと考え、その答えを探すかのようにメイドカフェについて語るようになりました。

未体験者をメイドカフェに連れていき、お店のオーナーと対談して、はたまた手伝いでビラ配りをする中で。

するとある時、からまっていた糸がほどけ、一つの真実が見えてきました。

メイドカフェが好きな理由は、メイドカフェが「外食の未来の姿」だからなのかもしれません。



1.食事の満足度

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キーワードとなる「外食の未来の姿」についてお話する前に、1.食事の満足度、2.メイドカフェ に対する考えと知識を簡単に説明させてください。

こんなこというのもおかしな話かもしれませんが、「食事」って凄くないですか?

だって誰もが1日3回も人を喜ばせるチャンスがあるんですもん。

子供やパートナーのために朝早く起きて作られた弁当、職場の仲間に連れられて食べに行くランチ、仕事が終わり家族と楽しむ食卓。

自分のために料理を作ってくれたら、自分をお店に誘ってくれたら嬉しいと思います。

しかもそこで食べた料理が美味しいものだったら、感動もひとしおです。

食事に満足する時というのは、好きな相手と食事できることや料理が美味しいこと以外にも様々な理由がもちろんあります。

お腹いっぱいになった時、季節限定料理を食べた時、お洒落なお店に行った時、健康的な食事をした時、お仕事がんばった後…

でもその中で、食事の満足度に大きく影響するのは「誰と」「何を」食べるのかだと僕は考えています。

いつどこで何を食べるかに関わらず、相手によって楽しい食事にもつまならい食事にもなります。そして、料理の美味しさは食事のシンプルで最もわかりやすい評価であるため、この2つを重視しています。

毎回の食事を、誰と食べたか × 何を食べたか で振り返ってみるとざっくりと満足度が測れるわけです。


2.メイドカフェとは

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メイドカフェという言葉を聞いて、どのような印象を持ちますか?

秋葉原、オタク、萌え…

おそらくどれも間違っていないと思いますが、もしかしたら何らかの固定観念を持たれている方も中にはいるかもしれません。

また、可愛い女の子とおしゃべりできることでいうと、キャバクラやガールズバーに近いかもしれませんが、いくつか違いがあります。

メイドカフェ キャバクラ ガールズバー
料金 2000円~ 5000円~ 3000円~
ポジション 喫茶店・居酒屋・レストラン・バー キャバクラ バー
メインメニュー 料理・ドリンク・チェキ お酒 お酒
聖地 秋葉原 歌舞伎町 銀座?
コミュニケーション 女の子と会話を楽しむ
Twitterでのフォロー
女の子を口説く 連絡先交換できる
女の子と会話を楽しむ

メイドカフェで特徴的なのは、①客と店員の適度な距離感、②女の子はオタク趣味の子が多いこと、③飲食店であること

①客と店員の適度な距離感

メイドカフェはキャバクラと違って、お店で席の隣につくことはなく、店外で1対1で連絡することもできません。

そこに物足りなさを感じる方もいるかもしませんが、逆にいうとお互い固執すること(=客を捕まえなければいけない・この子を自分のものにしたいなど) がないという良さがあるのです。

②女の子はオタク趣味の子が多い

オタクカルチャーの発信地である秋葉原から始まった文化なので、アニメとかゲームとかが好きな子が多いです。

③飲食店であること

カフェと銘打っている以上、料理やドリンクが提供されます。

価格は通常の飲食店の料理より300~500円高い印象がありますが、その分だけお絵かきオムライスや各店員が作るオリジナルカクテルなど趣向を凝らしています。

※ただ、メイドカフェはお店によって美味い、不味いがはっきりと分かれます。


3.外食の未来の姿

以上が、1.食事の満足度、2.メイドカフェ に対する見方です。

では本題に戻って、外食の未来の姿とは何なのかを考えていきましょう。

今まで食事を決める時に、美味しいかどうかが重要な価値基準だったと思います。それは誰にも否定できない事実で、平安時代も現代もこの先もずっと変わらないでしょう。

しかし、それ以外の要因はテクノロジーや時代性や流行によって変動していると感じます。

例えば、SNSで自身の考えや生活の一部を発信するのが当たり前になった現代において、インスタ映えを求めて、お店を選ぶ人が増えています。それがこの先ずっと続くかは正直わかりませんが。

そういった食事を決める時の要素を整理すると、「WHEN」「WHERE」「WHO」「WHAT」「WHY」に分けられます。

意味
WHEN 朝・昼・夜 朝はあっさりしたものを、夜はがっつり食べたい。
WHERE アクセス
内装
家から近い方がいいな。
お洒落で落ち着いた雰囲気のお店に行きたい。
WHO 食事の相手 この人と話したいから誘う。
WHAT 料理の味
料理の見た目
美味しいとテレビやネットで話題。
インスタ映えするらしい。
WHY 食事の理由 寒い日だから温かいものを口にしよう。

そして今後数年で「WHO」つまり誰と食べるか、あるいは誰と会うために食べるかが占める割合が大きくなるのと考えています。

言い換えると、外食の未来の姿とは「そこに誰がいるかでお店が選ばれる」ということです。

メイドさんに会いに訪れるメイドカフェは、その姿に一致するのではないかと思っています。

その思い描く外食の未来の姿の根拠は、「結婚率の低下」「人手不足」「評価経済社会」の三つです。


4.外食の未来が「WHO(人)」である根拠

①結婚率の低下

f:id:maikit:20171203124056j:plain ※生涯率未婚率の推移 *1

近年、結婚率が低下していると言われています。それは、女性の経済力が上がったことや、若者男子の草食化など原因は様々です。

結婚率が低下すると、食事という面でどういうことが起こるかというと、特に男性は中食(弁当)と外食の機会が格段に増えるでしょう。

弁当は外食に比べるとたしかに安くすみ、料理するよりも楽かもしれません。

しかし、人は食事において近くに人の存在を感じていたいものなのです。自宅で一人で食事をする際、鏡を置いて自分の姿を認識しながらご飯を食べると、幸福度が上がるという研究結果があるほどです。

とはいえ、外食する際にいつも親しい人を誘うことは簡単ではありません。この忙しい時代には、お互いの時間があり、スケジュールを合わせるのも一苦労です。

なので、「いつでも親しい人に会いに行ける飲食店」が求められるようになるのではないでしょうか。

②人手不足

飲食の現場において、人手不足が深刻化しています。外食業界は人材の取り合いが激化し、過去最高の時給を提示する企業が増えています。原因は、ハードな労働環境や、少子化などです。

そんな人手不足を打開する形で、機械化やIT化が今後これまで以上に進むということが容易に予想できます。

例えば、完全キャッシュレス店舗(= 現金お断り)を実験中のロイヤルホールディングスが開業した「GATHERING TABLE PANTRY」。

会計は各種クレジットカード・電子マネーのみにすることで、レジ締め作業などの従業員や店長の業務負担が減り、営業終了後にはこれまでより早く帰ることができているとのことです。

www.asahi.com

機械化の例でいうと、コジマ技研の串刺し機がわかりやすいです。

焼き鳥屋さんで人力だと一人で何時間もかけてようやく100~150本刺し終わるところ、串刺し機の導入で一時間で150~200本になったとのことです。

食品機械の市場は拡大し、2016年まで食品機械の国内販売額は5年連続で増えていると聞いています。

テクノロジーの進化は急速で、そんな機械化やIT化が進み、3~5年後に店員は自由を持て余すようになるのではと思います。

そうすると店員が提供できる価値はお客さんとのコミュニケーションと捉え、そこでの差別化を考える店が段々と現れるはずです。

評価経済社会

評価経済社会という言葉をご存知でしょうか。

「評価」を仲介として、モノ、サービス、お金、が交換される社会。
出典:はてなキーワード

お金を持っていれば「モノ」「サービス」を交換できる貨幣経済社会から、評価(=信用)によって取引される社会に少しずつシフトしていっています。

例えば、メルカリやAirbnbといったアプリを利用すると、「良い・普通・悪い」や口コミなどの相互レビューが行われ、そのことにより相手の信頼性を確認できるようになっています。

また、見せかけだけ取り繕うことも可能ですが、FacebookTwitterのフォロワー数などもわかりやすい評価基準です。

オフラインやオンラインのあらゆる場面でなされる、そういった評価がいずれ一つに統合され、その個人が持つ信用を対価に「モノ」「サービス」「お金」が交換されていくことでしょう。

僕はクラウドファンディングを運営している会社でも働いていますが、信用がお金に変わる瞬間を間近で見てきました。

人のために尽くして信用を積み重ねてきた人は、「この人なら何か凄いことをやってくれそうだ」「お世話になったから恩返しがしたい」という思いを持たれ、たとえ個人であろうとクラウドファンディングで数百万円の資金を実際に集めています。

日々の生活の中で評価を得ることが更に意識され、飲食の現場でも同じことが起こるようになります。

そこで必要に迫られて店員が行うようになるのが、お客さんとのコミュニケーションではないでしょうか。

お客さんのニーズに沿ってメニューを紹介し、料理の知識を披露し、他愛ない世間話や時には相談ごとに乗る、といった努力を尽くします。

新しい社会を生きるために、自身のファン(応援者)を獲得することが当たり前になっていきます。

まとめると、

  1. 結婚率の低下 → 「いつでも親しい人に会いに行ける飲食店」を求めるようになる(客視点)
  2. 人手不足 → 解決した先に、お客さんとのコミュニケーションにリソースを割く(店視点)
  3. 評価経済社会 → ファンを獲得しようと努める(店員視点)

が要因で実現されるのが「そこに誰がいるかでお店が選ばれる」という世界です。

そして、その「外食の未来の姿」に最も近いのがメイドカフェなのです。


5.僕はメイドカフェが好きだ

ここまで、理屈じみたことを言ってはいるものの、根本にあるのは純粋にメイドカフェが好きだということです。

好きな子といつでもしゃべれる機会と、夢中になれる何かをもつ人たちが集まるポジティブな雰囲気と、独特なコンセプトを味わえる場に心惹かれています。

食事やカフェが特別な瞬間に変わるのです。

この体験を広げていくために自分の時間を使いたい。

その気持ちが高まり、メイドカフェの業界で働くことを決意し、今月から身を置くことになりました。

一度きりの人生です。周りにどう思われようとも好きなことを思いっきりやります。

何かを好きという自分の気持ちは大切にしたいし、同じように大切にして欲しいです。

僕は僕の信じる理想を実現するために、今日もどこかで挑戦しています。


この記事は メイド Advent Calendar 2017 の3日目です。


*1:国立社会保障・人口問題研究所「人口統計資料集」、国勢調査(2015年)を元にHuffington Post Japan作成

#11 | メリーゴーランド オーナーの、三木さんに聞いてみた~メイドカフェ道~

こんにちは、polcaという少額の資金調達アプリが出たので、「失恋の痛みを忘れるために、メイドカフェのVIPルームに行きたい」と掲載した、まいきーです。

メイドカフェの真理を求めて突き進む道、それが「メイドカフェ

そんなメイドカフェ道を極めるべく、メイドカフェに精通した人たちへのインタビューを始めることにしました。

第二弾は、メイドカフェ メリーゴーランドのオーナーである三木さんに話を聞くことができました。

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三木オーナー

メイドカフェメリーゴーランド」のオーナー
元バイヤーの福岡男児


メイドカフェが仕事のやる気につながる

僕はメイドカフェが好きで、三木さんがメイドカフェをオープンするというブログを偶然見つけました。

まだ不動産や店名すら決まっていなかった時からのファンなので、ぜひお話を聞かせてもらいたいと思いました!

はい、よろしくお願いします!

メイドカフェのオープンを考えた理由は何だったんですか?

ただ、楽しそうだったから!実はそんなに深い理由があったわけではないんです。

数年前に、実家の福岡から東京に遊びに来た際に観光名所としてメイドカフェに行ったことはありました。

その後、何度か秋葉原を訪れた時に行ってもやっぱり楽しかったから、仕事にしたら面白いんだろうなと。

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店名である「メリーゴーランド」からもわかるように、「がんばる大人の憩いの場」「大人になっても子供の頃のように心から笑顔になれるお店」がコンセプトということですが、その思いは前から強かったのですか?

はい、無邪気に楽しめることは誰にとってもいいことですし、楽しいとテンションもモチベーションも上がります。

メイドカフェ楽しんだから、明日から仕事頑張ろう!」「次また行きたい、それまで仕事頑張ろう!」と思ってもらうのはいいですよね。

そう、私生活が楽しかったら、仕事もやる気になります。

ちなみに、メイドカフェはどんな面白さがあると思っていたんですか。

なんかわからないんですけど、メイドカフェをやりたいと思ったのは直感としか言いようがなくて。

僕が行って楽しかったからという、常にですが、すごく単純な気持ちで動いてますね。

衝動というか感じたままに行動してみたんですね。

思い立ったら即行動、そのノリは大事です。

でも、やりたいと考えても実際に行動に移す人って一握りだと思います、すごいです。


みんなが楽しくいられる場所を目指した結果

メイドカフェをオープンしてから今にかけて、たくさんの経験をされてきた中で、最も嬉しかったことは何ですか?

嬉しかったことですか、それはいっぱいあるな。色んな人が応援してくれたこと、その気持ちが伝わってくるのは嬉しかったです。

知り合いとか、友達とかですか?

友達は呼んでもいないのに、勝手にふらっとお店に来て、シャンパンを注文してくれたり。

そんなことが。

それはシャンパンが嬉しいというわけではなく、そんな考えてくれているんだと。

あと自分の家に置くために買った備品をお店に持ってきてくれたり、ここにある鏡がそうですよ。

あっ、これもそうだったんですか。

それ以外に嬉しいことと言えば、メイドさんと雑談をしていて「メリゴが好きだ」とか「三木さんがオーナーだから続けて仕事していられる」とか。そんな風に言ってもらえるのは本当に嬉しいです。

お客さんだけでなく、メイドさんも含めて、みんなが楽しくいられる場所にすることを目指していたので。

(※メリゴ…店名である「メリーゴーランド」の呼び名)

その嬉しさはたまりませんね。

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無知と孤独と理不尽との闘い

喜びもありながら、でもやはり大変さもありそうです。

覚えてないほどあります。決意してから、1年後にメイドカフェをオープンしようと考えていました。

ただ、知識も経験も何もかもゼロで、最初は一つもわからなかった。費用はいくらかかるのか、何が必要なのか、聞く人もいなくて。

手探りで前に進んでいったということですね。

やりながら考えようという感じで、金集めから業者選びまで全て全力でした。

どこに頼んでいいかわからないし、どうやって調べたらいいかわからないし、とにかく片っ端から電話かけまくって話を全部聞いて。中には悪徳業者っぽいのもいたり。

悪徳業者ですか。

契約しない限り、見積もりの金額を見せないとか。

それはヒドイ。そんな苦労もあって、無事メイドカフェをオープンしたわけですが、その後の大変さはどのようなものがありますか?

精神的なものが大きいです。

たしかに、経営者は孤独って聞きます。

何かが起こるたびに、一つ一つ全てを自分で決断して。

悩みとか辛さとか、表面上ではなく本当の意味でわかってくれる人、共感してくれる人はいないと思います。

例えばどういうことがありますか?

よくわからないクレームを受けたりですかね。「紅茶薄めてるだろ!」と言われることがありました。

そんなことが。

いやいや薄めてないし、そもそも原価的に薄めたところで利益は変わらないからやらない。

薄めていないことをしっかりと説明して、納得はしてくれました。

色々な考えを持った人はいるから、想定外のことをする人は一定数いるんだなと。


メイドカフェの見返りは、誰かの喜ぶ姿

オープンして4ヶ月ほどが過ぎて、お店のファンが増えてきたんじゃないでしょうか。

メリゴのどんなところに惹かれてる人が多いのか気になります。

メイドさんの可愛さですね。メイド希望のアルバイトの応募数に対して、採用数を少なくしているのは、人が足りなくても、妥協したくないから。

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こだわっていますね。あと、三木さんが表に出てお客さんと話すのも、一つの魅力なんじゃないかなと。

僕は様々なメイドカフェに行っていますが、店長やオーナーがメイドじゃない場合、どんな人かわかりません。客前に出るお店なんてほとんどないので、これは唯一無二。

そうですよね笑

「おかえりなさいませ、ご主人様」「行ってらっしゃいませ、ご主人様」と冗談で以前言ってくれましたもんね笑

お客さんを楽しませたいんです。もちろん、メイドさんとだけ話したいお客さんは多いので、呼ばれない限りは表には出ませんよ。

僕自身、人と話すのが好きだから、呼ばれたら出ます。

最後に、メイドカフェをオープンしたい人にメッセージをお願いします!

本当に大変だと思いますが、本気だったら頑張って欲しい。

本に一般的なカフェでいうと、600万~1000万円のお金があれば開業できるって書いてるじゃないですか。

だからメイドカフェもお金があればなんとかなると舐めてたけど、やらなきゃわからない大変さがいっぱいあった。

でも、それを上回る楽しさはあります。色んな人と関われるし、楽しい話が聞けるし、そして誰かが喜んでる姿をいっぱい見れるから、やっててよかったなと心から思います。


おわり

三木さんからの学びをまとめると、以下になります。

  1. メイドカフェは仕事のやる気につながる
  2. 思い立ったら、即行動
  3. 開業時の応援は頑張る源となる
  4. 経営者は孤独との闘い
  5. メイドカフェでは誰かの喜ぶ姿がいっぱい見れる

メイドカフェ道の探求はまだまだ続く!

#10 | 「メイドカフェでノマド」で有名な、いしがみプロに聞いてみた 〜メイドカフェ道〜

こんにちは、メイドカフェさえあれば恋人なんていらないと強がっている、まいきーです。

メイドカフェの真理を求めて突き進む道、それが「メイドカフェ

そんなメイドカフェ道を極めるべく、メイドカフェに精通した人たちへのインタビューを始めることにしました。

第一弾は、「メイドカフェノマド」で有名な、いしがみプロに話を聞くことができました。

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いしがみプロ

メイドカフェノマドワークをするのが好きなITエンジニア。
メイドカフェノマドの会」を立ち上げ、各店舗でノマドワーカーのためのオフ会や貸切イベントを主催しています。
運営ブログ:メイドカフェでノマド最高\(^o^)/


部活の部室のような、自分の居場所

メイドカフェ好きとして最近困っていることがあるんです。友達に「メイドカフェの何が好きなの?」と聞かれるのですが、上手く答えられません。

本音では、友達をメイドカフェという一風変わったお店に連れていくと面白がってくれたり喜んでくれたりして、それが好きなんですよね。

うん、わかる、わかります。

でも、相手を納得させるために、「可愛い子と話せるのって楽しいじゃん…?」とつい建前で答えてしまいます。

石上さんは「メイドカフェの何が好きなの? 」と聞かれた時にどう答えていますか?

そうですね、よくいうのはメイドカフェが「居場所」だから。カフェとか図書館とか、飲み屋とかバーとかとも違って居場所って感じが一番ある場所です。

そこに行くと、いつもの仲間や友達がいるイメージなんですかね。

そこでは話してもいいし、パソコンしてもいいし、ご飯食べてもいいし、ゲームしてもいいし、何してもいい自由な場所だと思っています。

僕は高校生の頃、コンピューター系のサークルに入っていました。いつも、誰かいないかと思って授業の合間とかに部室に行ってみたら、音楽作ったり、プログラミング勉強したりと皆が好き勝手にやっていました。

メイドカフェって部活の部室のような、自分の居場所なんです。そういう場所って大人になると少なくなるけど、「どうも、また会いましたね」って話したり、一緒にイベント参加したりできる仲間がいるのは、高校や大学の頃の仲間との関係に似ているなと。

しがらみのない中で楽しめるというか。

会社が同じじゃないから、仕事関係を気にする必要もないし。お客さんはメイドさんのことが好きだから、そこだけが共通点。

ただ、今の話って常連客のようにディープな方たちについて。じゃあメイドカフェに普段は行かないライトな人たちにとって、何がいいのかというと…

それは聞いてみたいところでした。

昔の古き良き喫茶店のように、気軽に話せることですかね。今って昔のお店にあったそういった距離感とか雰囲気って失われていますし。

たしかに、スタバのようなチェーン店ではプライベートの話を店員とすることはないですもんね。

そう、だから失われたかつての人間同士のコミュニケーションを取り戻せる場所。僕らは日常の中で人と接する機会が減ってきているから、それが上手くできない訳ですよ。やっぱり、そこには失われた大切なものがあるんだよって。

コミュニケーションは普通のカフェとは全然違いますもんね。

そういった中で、あの娘に会いに行きたいという人が出てきているんだと思います。

一般のお店でいう看板娘みたいな、そういう一面もありますからね。


メイドさんは一人の大人の女性として、仕事を好きでやっている

ちなみに、いしがみプロは「メイド」のどういったところが好きなんですか?

アニメとかゲームとかいわゆるオタク文化系統のメイドさんの可愛さもいいと思うんですが、一方でメイドとしてお給仕している人って結局は生の人間なんですよ。

メイドカフェで働いている子たちを見ていると、一生懸命働いて、一生懸命考えているというのが、段々とわかってきます。

一人の大人の女性として、彼女たちはこの仕事を好きで楽しんでやっている。そこが他の仕事と違うところかもしれないし、そこがとってもいいですね。だから彼女たちにその好きな仕事を続けさせてあげたいという気持ちになります。

ただ、ずっとメイドとして続けていくのは簡単ではないですよね。メイドから、通常の事務職に移るのか、アイドルになるのか、メイド長(店長)としてお店を運営するのか、色々な進路があるとは思いますが。

なかなかメイド自体を続けていくのは、現時点では難しそう。将来的には、メイドの年齢層が30~40代以上になるメイドスナックが増えたりするんですかね。

段々そうなってくるとは思います。新しい産業ができて、それに関わる職業が成立するのには時間がかかります、なんてメイドカフェは生まれてから15年くらいしか経っていません。

新しい分野の仕事って産業が不安定だから、給料も低いし、年が上がっていくと続けられません。それが産業として確立するかどうかは、それが世の中に必要とされているかどうかにかかっています。僕は、メイドカフェが世の中に必要なものだと思っている。

居場所であったり、コミュニケーションを見つめ直す機会であったり、癒やしであったり。ストレス社会とも言われていますし、そういう場が必要になってくるということですかね。

そうですね。メイドカフェには色んな活用の仕方があると思います。その一つとして「メイドカフェでノマド会」というのをやっています。

そうやって人を呼び込んで来てくれれば、良さがわかるんですよ。連れてくればこっちのものだなと。

メイドカフェを好きになるかどうかは、最初のきっかけが全てですもんね。

理屈で説明するのは大変だから。ブログで説明するよりもイベントを企画して、人連れて来た方が早いというのが最近の考え方であり、やり方なんですよ。

気質やライフスタイル的に、相性が良さそうなノマドワーカーやITエンジニアの方々ですか。ターゲットを絞るという言い方が正しいかどうかわかりませんが…。

いや、その通りですね。どのターゲットに向けてかを考えないと、やる施策がグチャグチャになってしまう。

ペルソナとしてITエンジニアを念頭に置き、彼らはきっとWeb系の仕事で、会社に縛られない働き方をしているだろうから、彼らの居場所になるだろうとか。

ノマド会を実際にやっいくうちに、ITエンジニアだけではなく社長の方や、ライターさんもけっこう集まって、異業種交流になっているのも楽しいです。

しばらくは会を続けていって、メイドカフェを体験する人を増やしていくって感じでしょうか。

地道にやっていたら、何かが形になるだろうと思っています。お店作ろうとか、全国支配しようとか、大きな野望を持っているわけではありません。

いま何かやってみたらこれが求められている気がする、だからやってみよう。やってみたら、そこで見えた別の景色があって、また必要なことが何かがわかる。

次のことをしたら、その先にどんな景色が見えるんだろうか?としか思ってなくて。よく「起業まだですか?」と言われるんですが、「いやいやいや、そういう気持ちもないっすよ」って答えていますね笑。


「萌え」というメイドカフェの偏ったイメージ

メイドカフェって敷居が高く感じられがちですよね。「メイドカフェ」や「メイド喫茶」という言葉が持つ特殊でちょっとオタクチックなイメージってあるじゃないですか。

一方、「萌え」とかピンク色とか派手さのない、純喫茶的なメイドカフェはあって、そういう場所に対しては「メイドカフェ」「メイド喫茶」とは別に新しい言葉があるといいなと思っています。

メイドカフェ」で別にいいですが、メイドのイメージが偏っちゃったんですよね。

イメージは偏っちゃってはいけるけど、そのブームがあったからこそ広まってはいますが。「萌え」は2005年の流行語大賞に選ばれていますし。

「萌え」も決して悪いことじゃないし、別に僕は「萌え萌えキュン」でもいいですよ。

でも、それに対して偏見を持つ人が多くいるのかなと。

そもそも、「萌え萌えキュン」というのはこの世界で最も敷居の高いワードで、それをメディアで前面に出されたら、行きづらくはなりますよね。

山登りに例えると、山を登る人はエベレストから登るんだよと言っているようなもの。いやいや、初めて山に登るんだったら高尾山あたりから登りましょうよと。

一気にイメージを変えることはできなくても、「メイドカフェノマド」みたいに実際に体験してもらって、ゆっくり仕事ができるし、メイドさんとお話ができて楽しい、とイメージを地道に変えるのがいいんでしょうか。

とりあえず僕はそうすることにしました。人に物事を説明する時に見りゃわかるじゃん、やりゃわかるじゃんって全然説明していないから良くないって思います。ですが、ことメイドカフェに関していうと、結局それが正しいんで。

だから、じゃあどうしたらメイドカフェに来てもらえるかという考えにシフトしていきました。


お金と雰囲気のジレンマ

あと、メイドカフェのハードルとして、イメージの問題だけでなく、値段が高いという問題。一般的なカフェの2倍とか3倍もかかるじゃないですか。

人件費や家賃などコストが大きくかかるのはわかりますが、そういったコストをできるだけ少なくする形で…

それって難しいんですよね。

秋葉原という土地が元は電気街で路面店しかやっていなく、2階以上の空きスペースにメイドカフェを作ったらそこに人が集まってくるから、安いオンボロの雑居ビルの中に夢の空間作って有効活用しようというところが始まり。

いま一周して秋葉原という観光地が全国や海外からも注目されて、人がいっぱい集まってきたから地価もあがってしまった。すると、値段が上がらざるを得ないのです。

僕はもっと皆に気軽に来て欲しいです。

例えば、初めていく人には一般的なカフェと同じくらい安めの料金で、常連さんはより高い料金だけど特別なサービスを受けられる、とかできたらいいですよね。

たぶん経費削減して値段を下げようとしたら、メイドカフェの温かい雰囲気が今よりはなくなります

メイドさんが会計やるけどなんか人力でやってるから計算間違えただの、あーだこーだ言っているのは、機械にやらせたら効率化されますが、それじゃあ何か意味がありません。

たしかに、人間味は感じられなくなりますね。

そうするよりも、コミュニケーションを通して働く子がモチベーションを保てるようにすること。彼女たちに楽しんで仕事をさせてあげたいんですよ。

あと値段を下げることのもう一つの問題としては、値段が下がるとお客さんの質もどうしても下がってしまう

たしかに、ガヤガヤと騒ぐ、ガラの悪い人も増えそうですね…。

まずは、秋原葉の特殊な人たちが特殊に楽しむ、限られた文化みたいなところから変えていきたい。

そして日本全国どこに行ってもメイドカフェがあって、行きやすくてコミュニケーションが適度に取れる、居心地のいい場所だよというのが認識されてきたらいいなと。

皆知らなすぎるから教えてあげなきゃ、そのためには動かなきゃ。


おわり

最後に、いしがみプロにとってメイドカフェとは?

これは最初にも伝えましたが、一言でいうと「居場所」ですね。ふらっと立ち寄って、そこにいたい場所です。

いしがみプロからの教えをまとめると、以下になります。

  1. メイドカフェは「居場所」である
  2. メイドカフェでは失われつつある人間同士のコミュニケーションを取り戻せる
  3. メイドさんは仕事が好きで、一生懸命に考えて、楽しんでやっている
  4. メイドカフェの良さは体験してみないとわからない
  5. 行動→新しい景色→何が必要か→行動→...を繰り返す

メイドカフェ道の探求はまだまだ続く!!

#9 | なんでメイドカフェ好きなの?~キャバクラとの違い~

「なんでメイドカフェ好きなの?」

この言葉は、最近一番聞かれる質問です。

誰かを、何かを好きになった時、理由を正確に説明するのは非常に難しい。

時間があるとつい考えてしまっていたり、いつもより胸が高鳴ったりといった現象から、「好き」の存在は確認できます。

「なぜあの人が好きか?」「なぜチョコレートが好きか?」「なぜマンガが好きか?」

ですが実際のところ、答えた理由は相手を納得させるためだけに用意された、後づけの場合がほとんどだと感じています。

「…タイプだから」「…甘党だから」「…空想にワクワクするから」

僕にとって好きなのは好きだからとしか本来は答えようがなく、メイドカフェが好きな明確な理由も自信を持って答えることができません。

ただ、そこで思考停止する訳にもいかないので、女の子としゃべれるキャバクラという似たサービスと比較することで、少しでも感覚みたいなものを共有できればと考えました

1.価格帯

東京にあるキャバクラは1時間遊ぶのに、5000円~(※キャバクラ好きの友達調べ)であるのに対して、メイドカフェは2000円前後と割安です。
出所)別所温 『「メイドさん」になろう!』(秀和システム、2010年)103頁。現在にかけて価格の相場はあまり変わっていないので参考としました。

2.接客

①コミュニケーション

キャバ嬢はメイドさんよりもトークのプロが多く、仕事~プライベートの話でも広く柔軟に受け答えしてくれます。 一方、メイドさんは10代後半~20代前半と年も若く、話にも未熟なところがあります。ですが、そこが逆にグッとくるのだと思います。

キャッキャした可愛い女の子の姿が癒やしにもなり、つい見守ってやりたいと笑顔を誘うのでしょう。



②ルール

メイドさんはお客さんの横に座ることができなく、立ちながら話をします。 これは風営法の「接待」を行う際に必要な風俗営業許可を取得しないメイドカフェでは、積極的な行為が禁止されているからです。

キャバ嬢は指名を獲得することが大切で、お客さんとの精神的 / 身体的な距離を縮め、お店の外でも関係性を作ることが求められますが、メイドさんはそこまで求められません。また、連絡先の交換も禁止されています。

女の子とその先がないのに、メイドカフェ行く意味あるの?と言われることがあります。その意見はある種もっともですが、われわれメイドカフェが好きな人たちは元々その先に関心はないのです。

その場限りで楽しんで満足したり、アイドルのように見守ったり。



3.コンセプト

「ご主人様に仕えるメイド」というオリジナルの世界観がメイドカフェにはあります。 メイド服を着た女の子が、キャラクターをケチャップで描くお絵かきオムライスを作ってくれたり、美味しくなるおまじないをしてくれたりとご奉仕するのも、ならではだと思います。



おわり

以上がキャバクラとは違ったメイドカフェの特徴でした。

僕がメイドカフェを好きな理由は、もしかしたらコミュニケーションやコンセプトの奥底に潜む「かわいげ」「けなげ」「はかなげ」に惹かれているからかもしれません。

そして誤解を与えないために言いますが、メイドカフェとキャバクラ、どちらが優れているということはありません。どちらが自分の好みかという問題です。もちろん、どちらも選ばなくても構いません。

すべてあなた次第です!

#8 | 80点しか取れない中途半端な人間ですが…。運営者まいきーのプロフィール。

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「僕たちはまだメイドカフェを知らない」の運営者・まいきーのプロフィールです。



簡単な経歴

  • 名前:高橋舞伎(たかはし まいき)/まいきー

  • 性別:男

  • 生年月日:1992年12月23日

  • 出身地:北海道札幌市

  • 出身大学:北海道大学法学部

  • クラウドファンディング会社にWebディレクターとして入社(2016年4月~現在)


【小学校時代】自信とコンプレックスの狭間で生きる

運動神経がいいという自信と見た目のコンプレックスの狭間で生きたのが小学校時代です。

足が早くリレーの選手で、ドッジボールが強いと人気者になれるという小学生の成功パターンに上手く乗っていました。

ただ、親や友達にも言えない悩みもありました。

それは、顔が中性的で髪を長くさせられていたこともあり女の子に間違われるという、見た目のコンプレックスです。

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野球チームに入り、ピッチャーをやっていた時も敵チームの子供に「あの女、球はやいぞ!」と言われ、しまいにはオジサンに「お嬢ちゃん、頑張れ!」と応援される始末。

僕の気持ちは「屈辱的」という言葉がピッタリだったと思います。

でも当時は、何が理由かもわからずただただ悩むしかありませんでした。

(成長するにつれて、「男っぽくなったよね」と小学生時代の友達にも言われるようになり、そのコンプレックスは自然となくなります)


【中〜高校時代】走り続けたことが自分を変えた

中学校・高校と陸上部で、文字通り「走り続けた」6年間を過ごしています。

中学生篇

赤ん坊の時からそうだったのですが、見た目のコンプレックスも重なり、人見知りが激しい人間になっていました。

初めて会う人とは、何を話せばいいかわからず固まる人間です。

そんな僕を変えたのが、中学3年生の時に初めて出場した全道大会(=県大会と同じ)でした。

全道大会は遠征でしかも、知らない中学生10人くらいと同じ部屋で寝るという恐怖。

たまたま市大会で標準タイムを叩き出し、参加資格を得てしまった僕は「行きたくない」と父親に涙し、懇願した記憶が残っています。

結局説得され、行く羽目になってしまったところ案の定、相部屋で最初固まります。

ですが、勇気を振り絞り部屋にあったお茶セットを指差して「お茶飲む?」と言ったことがきっかけで、友達ができたのです。

いま考えると簡単なことかもしれませんが、あの一歩は大きな一歩だったと今でも感じています。

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高校生篇

走るだけの部活なんてクソ食らえだと思っていたのに、入学当初仲良かった奴に誘われ意図せず陸上部にまた入部。

中学時代と同じようにテキトーにサボってやろうと考えていました。ですが、気づけばリレーのメンバーに選ばれ、先輩たちと毎日汗を流し全国大会を目指していました。

昔から運動神経がそこそこ良かったり、そこそこ勉強ができたりと要領がいいせいでドライに生きてきた僕にとって、何かに情熱を燃やすといのは、驚くべきことでした。

結果的には全道大会の準決勝で夢破れてしまいます。

負けた瞬間に、顔を抑え、足元から崩れていく先輩たちを目の前に、感情を抑えられませんでした。


【大学時代:前半】生まれて初めての挫折

生まれて初めて挫折を味わったのが、チームを作って企画したフリーペーパー制作でした。

長期インターンシップの価値を広めたいという思いから、知り合いであるNPO法人の代表Hさんに相談したのが、アルバイト情報誌のようなインターン情報誌の制作・頒布でした。

早速取り組みに共感してくれる、デザインとインタビューができる友人を集めて、責任者として活動開始。

大学教授やインターン経験者に対するインタビュー記事執筆や、フリーペーパーのデザインディレクションなど、くるくる日もこのインターン情報誌の完成を夢見てきました。

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しかし、当初定めた3ヶ月の期間が過ぎても、期待以上のクォリティのフリーペーパーが制作できず、代表Hさんとの話し合いの結果、活動終了。

人を大きく巻き込んだにも関わらず、何も生み出せなかった不甲斐なさと、力を貸してくれた仲間の温かみを味わった年になりました。

札幌駅前のサイゼリヤで「お前はがんばった」「気にすんな」と慰められたことを今でも忘れません。泣いてばっかのダサイ人間です。


【大学時代:後半】ベトナムで得た仕事感

就活も無事終わり、大学4年生の9月から3月まで学校に行かずベトナムで暮らし、現地のIT企業で働いていました。

飲み会、サークル、旅行、ボランティア、合コン 、彼女 、ヒッチハイク、ゼミ、学生団体、インターン…etc.

大学生っぽいことを経験した中で、唯一やり残していたことが「海外での生活」でした。

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ベトナムでの半年感の中で一番学んだことが「毎日の時間の使い方」だとはっきりと言い切れます。

自分の時間は「命」と同じだという言葉もあるように、時間はそれだけ重要なものです。

仕事でクライアントを持っていたので、相手の事業やサービスの好き・嫌い関わらず、確実に貢献しなければいけませんでした。

僕はベトナムでの仕事を通して、自分の毎日の大事な時間を、共感できないことに費すのはもったいないと心から思いました。

そのことを理由に、クライアントワークをするであろう内定先の企業を、ベトナムにいながら後先考えず辞退しました。


【新卒時代】上場企業をやめて社員10名の会社へ

入社前

大学4年生の12月に内定を辞退し、卒業まで3ヶ月を切って無い内定。しかも、ベトナムから日本への帰国が2月なので、無職まっしぐら。

そんなピンチの状態でしたが、「周りを気にせず、マイペースにいこう!」「自分の時間(=命)を使いたい仕事をしよう!」という信念は持っていました。

就活アプリをベッドでイジり会社を探している時に見つけたのが「クラウドファンディング」というビジネスモデルです。

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実現したい夢やアイデアをプロジェクトとして発表し、そのテーマや内容に共感した支援者から、ネットを通じて資金を集められるサービス

人の夢を実現させる仕事…なんて素敵なビジネスなんだ、と一目惚れ。

そこで応募したのが、クラウドファンディング事業を行う、社員数10名前後のベンチャー企業でした。

企業規模は小さいなと思いつつも、そもそもタンクトップ・短パン・サンダルで、上司の話をイスにあぐらして聞くような人間がかっちりとした大企業で働けない事実も薄々わかっていました。

ベトナムにいる間に採用担当とすぐさまSkype面接を行い、その後ビジネス課題を提出して、無事内定獲得。

数ヶ月前には考えもしなかったところから、社会人生活がスタートします。


入社後

Webサイトのディレクション(進行管理)、新機能の企画/開発/テスト、LPの改善など基本的に裁量権を委譲されて、頭の中で思い描いた絵を可能な限り、実現させてもらえる環境で楽しく働いています。

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ただ、伊藤忠、外務省、楽天などエリート街道を歩む友人に比べて、名も無き会社で安月給で働く自分。

金銭欲はもともとありませんし、職場のストレスなく自由に働けることに魅力を感じているものの、それが本音なのか強がりなのかわからなくなる時もあります。

他人と比較することは少ないながらも、たまに渦巻く劣等感です。良いとか悪いとかじゃなくて、生きとし生ける物すべてが往々にしてそんな感情を抱くことがあると思っています。

何かを諦めたり捨てていく中で、自分にとって大切な価値観が残っていく。その道のりが人生なんですかね。


【2017年:現在】「メイドカフェ大好き委員会」を設立

今まで部活もフリーペーパー制作も仕事も正直なところ、最高の成果を出すところまでやり抜けたことがありませんでした。

限界を超えた充実感を味わうことはなく、人に感謝はされても感動されることはない、80点の生き方と言えます。

なぜ、そんな生き方になったのか?

それは、自分の感情や情熱に最後まで向き合っていくことができなかったからです。

「こんなことして意味はないんじゃないだろうか?」

「がむしゃらに生きて周りにどう見られるのか?」

「そもそも自分が頑張る必要あるんだったっけ?」

と、こんな未来を実現したいという本音をかき消すように流れる、別の声に邪魔されていました。

それを乗り越えるために、自分の好きなものを素直に好きと言い続けることから始めよう。そこで設立したのが「メイドカフェ大好き委員会」です。

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メイドカフェ大好き委員会は、食事や飲み会、時にはデートなど様々なシーンでメイドカフェが使われることを目指して設立されました。

メイドカフェは日本が誇るべきサブカルチャーなのに、どこかネガティブなイメージを持たれがち。

それを打破して、メイドカフェに少しでも興味を持った人が気軽に立ち寄れるよう日々活動しています。


実際の活動としては

マンガ好きな人がふらっと寄れるメイドカフェをオープンして、ニヤニヤさせたい!

  • ブログ

僕たちはまだメイドカフェを知らない

を行なっています。

そう、今はまだ80点しか取れない中途半端な人間ですが…

100点を超えて、人の心を揺さぶり、ドキドキ、ワクワクさせてみせる

それが僕の心の在り方です。


趣味・好きなこと


このブログを通して伝えたいこと

僕は、誰もが自分の好きなものを素直に「好き!」と言えるような世界を目指しています。

メイドカフェの情報を発信することで、読者に興味を持ってもらい、実際に体験してもらう。

そうすると偏見というフィルターを取り外した形で、独特の楽しさや面白味が理解できるはずです。

世間がメイドカフェに対して抱くイメージを少しでもポジティブなものに変えることで、メイドカフェに夢中な人に「メイドカフェが好き!」と自信を持って言わせたいと思っています。

#7 | 経営者・メイド・客の視点から捉える!メイドカフェを学べるオススメサイト紹介

週1回はメイドカフェに通っているまいきーです。

メイドカフェが好きすぎるあまり、どうしたらメイドカフェに関わる仕事に就けるかを悩み夜も寝れません。

メイドカフェをオープンするためにメイドカフェ経営者のブログを探し、支えてくれるお客さんの行動を理解するために記事を熟読し、一緒に戦うメイドさんの気持ちを知るために文章を心に刻んでいます。

その中で、これは何度も読み返したいと思ったサイト・ブログ・記事をピックアップして、みなさまにも紹介していきます。


目次


メイドカフェお客さん視点

Tabimo

メイドカフェに行こうと悩んでいる人にオススメするのがこちらの記事です。

tabimo.jp

メイドカフェのまとめ記事はどれも、ネットに転がっている情報を整理しただけで本人の体験が少なくて困ります。

この記事はインスタや口コミも掲載されており、他の記事に比べるとお店による違いがイメージしやすいものになっています。

メイドカフェノマド最高\(^o^)/

次にご紹介したいのは、私の心の師でもある、いしがみさんの「メイドカフェノマド最高\(^o^)/」。

www.maid-cafe.work

自身がメイドカフェを楽しむにとどまらず、どうしたら「メイドカフェ文化を残せるか」という思いから行動に移している方です。

メイドカフェでノマド」イベントがその一つで、メイドカフェ未経験のITエンジニアがメイドカフェを好きになるきっかけになっています。

また、ITエンジニアとメイドの共通点を取り入れた下記スライドの考察力は半端ないです。

スマホの場合は左右にスワイプして見てください

メイドカフェのメイド視点

稲妻速報

昼休憩で暇だから立てたという軽いノリの割にはシビアなことが書かれています。

inazumanews2.com

3位 なれなれしい常連 すごく馴れ馴れしくてウザい 別にお前だけ特別なわけじゃないし「ーちゃん、今日元気ないね」とかキモすぎる


2位ナルシストイケメン 中途半端なルックスのやつに多い 周りのキモオタと違って俺はイケメンだから嬉しいだろ的なオーラ丸出し

みんながみんなこう思っている訳ではないにしろ、メイドさんも一人の人間なので愚痴は出るもの。

もちろん、メイドさんに気に入られるように気を遣えとは言いませんが、親しき中にも礼儀ありではありますね。

1位が何なのか気になる方もいらっしゃると思いますが、続きはサイトで!

日刊!バイト倶楽部

渋谷のメイドカフェでアルバイトしていた方の体験談です。メイドカフェの仕事に興味ある方は是非読んでください。

baitoclub.hatenablog.jp

メイドカフェのバイトは割りと激戦区ですがメイド仲間には驚くほどかわいい子もいれば、なぜ受かったのか不思議な子もいました。

また、人気メイドになる子でも特別かわいいわけではないのに人気という子もいます。

メイドカフェはぶっちゃけブスでも受かる。オタク受けすればOK」と書かれているとおり、たしかに容姿が整っているという意味での可愛い子ばかりではないのが真実です。

アニメや漫画など趣味の話で盛り上げられたり、タメ口を上手につかって相手との距離を詰められたりなどコミュニケーションの能力が人気を左右します。

可愛くて、その能力があるなら鬼に金棒なわけですが。

メイドカフェ経営者視点

グッドノージョブ

以前、秋葉原メイドカフェを経営していた、ままるさんが運営。

www.goodnojob.com

そもそもメイドカフェとは何かから始まり、立地やメイド集めの話など開業にあたっての基本の「き」が丁寧に書かれています。

現在でもコミケなどで人気絶頂のコスプレイヤー。コスプレを着たい女子は大勢います。

実際秋葉原メイドカフェでは、求人広告をお金を払って出しているお店はほどんどありません。

お店を出してしまえば、HPなどに求人を募集しておくだけで、次々メイド服を着たい女子が面接に来ます。

メイド服を着たい女性って意外と少なくないのですね。

また、人気あるコスプレイヤーの獲得は、そのファンをお客さんとして獲得することにつながるので効果的です。

推しのメイドさんが別の店に移るのをきっかけに、その新しい店に通い始めたという声を常連さんからよく聞きますし、お店の客数はメイドさんによって決まるとも言えます。

人生は旅である

今年の4月に新規オープンした「メリーゴーランド」というメイドカフェのオーナーたいきさんの情熱的なメッセージが見どころ。

何度かお話させていただいたことがありますが、非常にフレンドリーで人を惹きつける空気をまとった方です。

taiki69.hateblo.jp

メイドカフェの開業費用はどれくらいかかるのかという疑問に詳しくこたえています。

物件取得や内装工事費用など合わせると600万円以上もかかり、やはり決して安い費用で開業できるものではないようです。

社長だけど聞いてください

コンセプトカフェ(メイドカフェはこの一種)を共同経営していた方の苦難が赤裸々に語られています。

www.syacyokike.net

30人ぐらいの応募全員合格にして当日に来たのは12人。


注意すると、いじけて飛ぶんです。飛ぶってのは無断で居なくなってしまうんです。勝手に辞めてしまうんです。


自分で「私コミュ障ですから!」なんて言うんです。なぜ応募した?お前!!

中学校から登校拒否の子、精神病の子、援●交際で稼いでいた子など一癖も二癖もある子ばかりで大変さが目に浮かびます。

酷いのが内側から鍵閉めてクローズの看板出して店の中でスマフォいじりながら暇潰してタイムカードは押しっぱなしなんですね。

その日来客ゼロでしたー。て平気で言ってくるんですが、さすがに分かりますわ。

これが一番笑っちゃいました。本当にこんな子もいるんだとびっくりしました。

以上が、「経営者・メイド・客の視点から捉える!メイドカフェを学べるオススメサイト紹介」でした。

楽しいこともシビアなことも、全部ひっくるめてメイドカフェなんですな~。

すべてのメイドカフェ好きに幸あれ!

#6 | 読むとメイドカフェの裏側が知れる、「職業としてのアキバ・メイド」

職業としてのアキバ・メイド (中公新書ラクレ)

職業としてのアキバ・メイド (中公新書ラクレ)



メイド喫茶とキャバクラの給料

秋葉原ではメイド喫茶なら週4~5日、7~8時間働くとひと月で十数万円、メイドリフレなら週4~5日、7~8時間働くとひと月で十数万~20、30万円ほどの収入になる。

しかし、キャバクラでは個人差はかなり大きいようだが、ひと月で十数万~数百万円ほどの収入を得ることができるという。

一般の人には区別がしづらい、メイド喫茶とキャバクラの違いを比較したもの。男性を楽しい気持ちにさせるサービスという面では共通していても、支払われる給料にはこれだけの差があるのですね。

この違いは、提供するお酒の価格や内装の費用ももちろんそうですが、一番はお客さんとの距離感からくるものだと思います。

キャバクラの場合はキャバ嬢が席の横についてくれますが、メイド喫茶では基本的にそれが禁止されています。その他にもキャバ嬢がリピート客を獲得するために行うメールアドレスの交換や同伴・アフターなどもありません。

メイド喫茶とキャバクラの働き方

キャバクラではいかに男性客を楽しませてお金を使ってもらうか、お店に通ってもらうかが重要になるようだが、秋葉原で働く女の子たちは特別なノルマがないため、多少毛色は違うが普通のファミレスやカフェ、リフレ店で働くような気持ちでいる女の子が多いのである

メイドとして働く人はお金に対する執着が強いわけではなく、ノルマもないためキャバクラに比べるとのびのびと仕事しているようですね。

以前キャバクラで働いている知り合いがいましたが、精神的に疲弊しているようでした。ボクシングジムでストレス解消しないとやってられないと聞き、その大変さがうかがえました。

萌え系メイド喫茶と正統派メイド喫茶

萌え系のメイド喫茶では食べ物やドリンクを頼むと、メイドさんが「美味しくなる魔法の呪文」をかけてくれる

f:id:maikit:20170521102425j:plain 出典:https://maidreamin.com/first/

おそらく多くの人が想像するメイド喫茶は、萌え系のメイド喫茶ではないでしょうか。美味しくなるおまじないやライブパフォーマンスなどエンターテイメント性があるため、リピート客だけでなく観光客も多いです。

正統派のメイド喫茶ではメイドさんと会話を楽しむというよりは、落ち着いた雰囲気の店内でのんびりとした時間を過ごし、食事やティータイムを楽しんでいる人が多い

一方、正統派のメイド喫茶はメイドが運営する落ち着いた喫茶店というイメージです。本を読んだり、パソコンをいじったりとゆっくりできる空間になっています。

f:id:maikit:20170521101110j:plain 出典:http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/wakiba/find/682283.html

お洒落な店内であることが多いことから、カップルでくるお客さんも見られ、性別問わず広く親しまれています。

重要なのは「距離感」

チラシ配りでも何でもそうなのだが、お客さんとの「距離感」というのは本当に難しい。近すぎてもいけない、遠すぎてもいけない

数々のメイド喫茶に行ってきましたが、これはもうメイドによってレベルの違い歴然。やはり、人気のあるメイドは距離感を埋めるのが上手く、オジサンに対する「タメ口」を効果的に使います。

距離を埋めるタイミングが早すぎると馴れ馴れしさや不快感を感じる一方、何度会っても敬語のままだと心を開いてくれないという寂しさを覚えるのがオジサン心です。

メイドは友達ではない

これも常連のお客さんによく見られる勘違いなのだが、お店で付き合いの長い女の子たちに対して自分は他のお客さんたちとは違うと思い込んでしまうことがあるのだ。

話が合えば自然と会話も盛り上がるだろうし、長く通っていれば友達のように仲良くもなるだろう。しかし、どんなに仲良くなったとしても、それは結局お店での関係に過ぎないのだ。

そう、結局のところ店対客の関係に過ぎないのです。常連のお客さんのほとんどは節度ある方たちですが、中にはお客さんの方がメイドとの距離を見誤るケースがあります。

先がないのに、なぜわざわざ女の子に会いに行くのかと疑問に思う人もいるかもしれません。

メイド喫茶に求めているのは出会いではなく、ひとときの安らぎと刺激なのです。

彼氏と歩いてはいけない

経営者によっては〝お店の周辺100mは彼氏と歩かない〟〝秋葉原秋葉原周辺ではデート禁止〟などと女の子に注意をする人もいる

このような注意があるのを考えると、もうアイドルとあまり変わりません。自分の推しの子には彼氏がいるんじゃないかと心の中で気になるのと、事実を知るのでは天と地の差です。ファンがそれを知ると夢が一気に失われてしまいます。

メイド喫茶とは別の話ですが、出会った美人の子が人妻だと知った瞬間に、その人に対する興味を失ったと上司が最近言っていました。それと同じような感覚なのでしょう。

その他にも、お客さんを笑顔で見送った後に「あー、あいつマジキモいって」と罵声をあげたり、プレゼントされたぬいぐるみを切り刻んだりする子がいるなど筆者が聞いた話が赤裸々に書かれています。

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